自己破産のメリット

借金がなくなることが、自己破産をする上では、最も大きなメリットである。
自己破産後には、支払わなければならないと常に強迫観念に駆られながら生活することから、脱出ができるのである。そして、執拗な取り立てに悩まされることもなく、静かな生活ができるようになる。毎日毎日良心の呵責にさいなまれ、精神的に休まることがなくキリキリと胃の痛い思いをし、ガタっという小さな物音にも怯える日常からは、解放される。
これが、一番のメリットである。

それに、自己破産をしても、外面的には何ら変わることはない。「自己破産をしました」と、洋服に名札をつけることを強制されたり、体の一部にシールを貼られるわけでもない。必要最低限度の生活はできるし、年金も受給でき、公民権も失うことはない。職種の制限はあるが、普通の会社員として、一般の会社で働くこともできる。
自己破産をしたこと自体は官報に掲載されるが、それを見ている人は少なく、一般の方はほとんどその事実を知らない。

だから、たとえ自己破産をしても、自らの口から言わなければ、周囲に知れ渡ることはないと言っても過言ではない。
つまり、ある程度の制約があるため従来通りとまでは言えないまでも、ごく普通の一般人としての生活ができるのである。